勝田市子ども会育成連絡会(会長望月三七門氏)では、立派な子とも会を育ててもらおうと、さる昭和44年7月20日、勝田市公民館で、各子とも会の役員さんら170名の参加を得て、指導者講習会を開きました。
講習会は、午前中に講演会、午後はゲームと歌の勉強の二部に分けて行なわれました。
まず、講演は、県教育庁社会教育課中島満夫氏を講師に「楽しい子ども会にするために指導者はどうあるべきか」というテーマで約一時間半にわたって行なわれました。
講演の主な内容は
- 子供会が必要な理由ーーー会としての活動の中で、ゲームや行事などを通じ、人間性を養い、社会性を育て、きまりを身につけさせる
- 組織と運営ーー問題点は指導者の1年交代と指導者や育成会のない子ども会の育成
- 活動と運営ーー留意することは、育成会がやらなければならない役割と、子ども会自身の果すべき仕事の分担を認識すること、などが話され、参加者にとっても有意義な講演でした。
つづいて午後から行なわれたゲームと歌の勉強では、参加者全員が三グループに分れ、グループごとに実習をしました。全員が童心にかえり「親さがし」「家族総動員」「組シャンケン」なと、爆笑のうちに進められました。
これらのゲーム、歌などの指導にあたったのは、市内のYFL(若い仲間の指導者リーダー大坪和夫君)十五人の高校生のみなさんでした。
これからは、これらのゲームなどを通じ、親子そろって楽しめるよう、ぜひみなさんもおぼえるようにお願いします。
■遊び方
「親さがし」(20~30人)
まず鬼をひとりきめて、鬼には一分ぐらい部屋の外に出てもらう。その間に、輪になっている人の中から親をひとりきめる。
親は何でもよいから動作をはじめる。ほかの人は親のまねをする。
そこで鬼を入れ、その動搾を見せ、動作がとこからはじまっているか、つまりだれが親かを当てさせる。みつかったら、親が次に鬼になる。
「組ジャンケン」(20~40人)
向いあった二組が、全員でジャンケンをするゲーム。リーダーのヨーイの声で全員手を後でつなぐ。各組とも親をきめ、親勲は真中あたりにいて、「グウ」「チョキ」「パー」のどれかを両隣の手をつないでいる人に、手で形をしめして伝える。次の人はさらに隣りへ。全部つたえ終ったら、手をはなしジャンケンを一斉に行なう。まちがった人がいる組は負け。どちらもまちがわなければ、ジャンケンの勝った方が勝ち。
(昭和44年8月15日発行市報かつたから)